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2010年09月07日

投資ゼロの音質向上Tips

今あるもので音質を良くする
より良い音質で音楽を聴きたいのは、誰もが願うことだと思います。 *1
当たり前ですが、お金を払って良いスピーカーやアンプを揃えれば、良い音で音楽を聴くことができます。それにしても、やはりオーディオ機器に数万円もお金をかけられないというのが、多くの人の悩みだと思います。
そこで今回は、オーディオ・マニアみたいにお金はかけられない方へ、オーディオ・マニアの間で一般的に知られている音質向上のTipsをご紹介したいと思います。

*1 便宜上、「良い音質」の定義は本記事内で深く言及していません。「音楽が聴感上聴きやすい音質」を「良い」ものとして話を進めています。

あらかじめご注意ください
ただし、以下のTipsで音が変わるとか変わらないとか、そういったご判断はご自身で行ってください。大変に個人差があるので、もしかしたら変化がわからないかもしれません。それから後述しますが、以下の方法に否定的な見方をされている方々もたくさんいます。超高級機と安価な機器の聴き分けでもわからなかった、という事例もあるようです。そうなると、1000万円の差が大したことないのに、プラグをくるくると回して本当に変化がわかるのかと言われてしまうかもしれませんが、それはご自身で試して頂き、その上で判断して頂ければと思います。 *2

*2 こちらのサイトはブラインド・テストなどに詳しい

なぜか音が変わるケーブルの話
ところで、今ご自宅ではどんな機器で音楽を聴いていらっしゃるでしょうか?
完全に一体型になっている製品もありますが、もし本体からスピーカーへケーブルが伸びていたら、音質を良くできるかもしれません。もしくは赤と白のケーブル(RCAケーブル)で接続されているかもしれません。これら一括りに「ケーブル」には、方向があります。
オーディオで使われるケーブルにはどんなものがあるでしょうか?

stereo-system.jpg


「プレイヤー」「アンプ」「スピーカー」を使って、ごく一般的なステレオシステムを構築するとします。そこで、それぞれの機器をケーブルを使って繋いでいきます。またプレイヤーとアンプには電源を繋ぎます。すると、上図のようになります。

・プレイヤーとアンプを繋ぐ、RCAケーブルが2本
・アンプとスピーカーを繋ぐ、スピーカーケーブルが2本
・プレイヤーとアンプそれぞれの電源ケーブルが2本
となり、合計6本のケーブルの方向をあわせることになります。

「方向をあわせる」にはどうすれば良いか。
説明すると、今プレイヤー側に接続されているケーブルの先端を抜いて、アンプに接続します。同じように、アンプにあったほうを、プレイヤー側に接続します。市販のRCAケーブルなどは、赤と白がくっついているものが多いですよね(ゲーム機とかに付いてるやつ)。あれは、ちょっと抵抗があるかもしれませんが、別々に引き裂いてください。LとR、どちらも合わせる必要があるからです。

cable-exchange.jpg


あとは左右それぞれのスピーカーに耳を近づけて、音を聞き比べてみてください。もし音の変化がわかった方、少しだけ音が下がった感じになるケーブルの向きがありませんか?一方はシャリシャリした感じで、一方は落ち着いた感じ。バンドをやってる方なんかは、ドラムスのシンバルの音なんかを聴くとわかりやすいかもしれません。左用と右用のケーブルがありますから、聴くスピーカーを間違えないように注意してくださいね。

プレイヤーとアンプを繋ぐRCAケーブルが終わったら、次はスピーカーケーブルにもトライしましょう。要領は同じです。あまり変化がなかったよっていう方は、申し訳ありません。それでも、もしこういった話題に興味があれば、引き続き記事を読んで頂けると大変嬉しく思います。


なぜか音が変わる電源の話
ケーブルの方向が終わったら、次は電源です。
これは「極性」とか言われていまして、細かいことは割愛しますが、要するに合わせて欲しいのは「電源プラグの向き」です。では説明します。

plug-jpn.jpg


電源のプラグと言えば、上のようなものですね。それを電源タップや壁のコンセントなどに差し込むわけですが、その時に差し込む向きに気をつけて欲しいのです。これまで無意識にオーディオ製品の電源を差し込んでいたと思いますが、これも向きによって音が変わります。

plug-exchange.jpg


具体的には、プラグの左右が逆になるよう回転させて試します。今の状態でよくステレオの音を聴いて、その音を覚えたら電源を抜いてくるっと逆転させてもう一度差し込みます。この時、いきなり電源を抜くと機械へ負担をかけることがありますから、普段やっている手順でまずは電源を落としてからにしてください。プラグの向きを変えたら、また同じ音量、同じ曲目で聴いてみてください。響きが変化していませんか?これもケーブルと同じように、音全体がうわずっていたのが落ち着いた響きになる傾向があります。もしそれが心地よければ、その向きを選んでみてください。プレイヤーができたら、アンプもやってみましょう。


複雑なシステムの場合
もしご自宅でDJをされている方は、ミキサーの電源もお試しください。他にもゲーム機やパソコンにもこのやり方が使えるかもしれません。ただし、一概に全ての製品で変化があるかどうかはわかりませんので、そこは色々試してみてください。(ちなみに個人的にはDJ用のターンテーブルでは違いがわかりませんでした・・謎が多いです)

たまに電源がACアダプターなど大きなもので、向きを変えようにも変えられない場合があります。その時は、延長コードなどで向きを変えるのも一つの手です。延長コードのプラグはだいたい通常のプラグ形状なので、延長コード側で向きを変えるわけです。


なぜ音が変わるの?
ここまで散々言ってきてなんなのですが、正直なぜ音が変化するのかはわかりません。ただ、「方向を変えると音が変わる」からやっている、というのが現状です。その仕組みとか科学的なメカニズムっていうのは、本当のところ私にはわかりません。でも少なくとも、私には「あ、こっちのほうがいいな。」って思う方向があるのでやっています。そして結構周りの友人に一緒に聴いてもらっても、「へぇ〜〜こんなんで違うのな。」と驚いてくれるので続けています。結構安物のラジカセなんかでもできるので、おもしろいです。

皆さんはどうでしたか?変わりましたか?
それ、もしかしたら気のせいかもしれないですよ。


例えばケーブルの方向については、こちらのサイトが否定されています。

ケーブルの方向性は大嘘だった!・その真実/ProCable
//引用////////////
ケーブルの方向性については、鬼門とします。
オーディオケーブルにおける方向性には、二種類存在しています。一種類めは、銅線の方向性をうたったものです。「銅線そのもの」には、方向性はありません。
//////////////////


また同サイトでは、電源の極性あわせも「めんどうなこと」と言っています。

電源コンセントの極性合わせ・その徒労と異常性/ProCable
//引用////////////
電源コンセントの極性合わせ、これほどめんどうなことはありません。
合わせれば多少は音は良くなりますが、その効果はたかがしれてます。アースを引いて電源コンセントの極性合わせから解放されてください。
//////////////////

全体としてはアースが重要だとおっしゃっているようです。


こちらのサイトでもケーブルの方向性は迷信だとされています。

オーディオケーブルの迷信 金属の電気伝導の基礎/オーディオの科学
//引用////////////
一般的には、単結晶内のある特定の方向の伝導率は格子の方向との角度により少し異なるが、逆方向(180度反転した方向)とは全く同じである。(略)なぜかオーディオケーブルの世界ではこういう話がまかり通っているのはまことに不可解である。
//////////////////

こちらのサイトはオーディオについて科学的なアプローチがなされており、またスタンスもフェアで非常に勉強になります。一見の価値はあるかと思います。



他にも「プラシーボ オーディオ」と検索すると、音質の違いは思い込みが大きいのでは?とする論調があります。こちらも興味深いです。 *3

*3 引用しているサイトは全て公開されているものです。また本記事は、当該サイトの内容に対して批判を行うものではありません。

結局なんなのか
上記の通り、オーディオの世界では、色んな人達が「どうやったら良い音が出せるのか」を真剣に笑いなしで考えています。ですから、人それぞれ色んな工夫があるし、それに対して賛否両論があります。この辺りは政治と似ていて、ほとんど正解はないようです。「日本を良くしたい」と「音を良くしたい」というところもよく似ていますね。とにかく良い音を出したいと、多くの人が頑張っています。

世の中にも「よくわからないけどうまくいってる」ということがありますが、ケーブルの方向とかも同じようなものだと思います。飛行機もなぜ飛ぶのか、実際のところあまりよくわかってないと言いますし、昔は地球が平たいと思われていましたし。音についても、「なぜかわからないけど、聴いた感じ良くなる」というのは、それなりにアリなのではないでしょうか。例え、なんでかわからない極々小さな違いでも、その価値を消費者が感じるのなら、市場はそこに値段をつけますし、消費者はその値段で価値と交換するのだと思います。


不思議なオーディオと、音楽の世界
さて皆さんいかがでしたでしょうか?上記で紹介した方法で音質は良くなりましたか?電源一本だけのラジカセやTVでも効果はありますので、身近な機器で試してみてはいかがでしょうか?
製品やオーディオのシステムによりますが、2本・3本といじれるケーブルが増えていくと、変化もより大きくなります。すべてのケーブル類を調整できれば、全くやっていない状態から比べて、とても音質が良くなるはずです(元から偶然揃っている場合もありますが…)。

色んな趣味がありますが、音楽を聴くのが好きというのは、多くの人に共通することだと思います。そして、より多くの人が良い音質で音楽を聴くことができれば、それはとても素敵なことだと思います。上記で紹介した方法は、私の友人のほとんど全員が知りませんでした。もったいないことだと思います。せっかく日頃から音楽を良く聴くことを研究しているのだから、少しぐらいは世の中に出してもいいと思います。こうして、オーディオがもっと人々の身近になればいいなぁと思います。

この記事で紹介した方法で、もし音楽が聴きやすくなったと感じて頂けていれば、とても幸いです。当ブログでは、できるだけ読者の皆様に有益な情報を提供していきたいと思っています。批判も多く、まだまだ至らぬところがあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いいたします。 *4

*4 全体的に効果のわかりずらいノウハウを紹介しています。本当は100箇所ぐらいに「個人の感想です」とか「個人差があります」とかTVショッピングばりの注意書きを書きたいところなのですが、ネットの良心に委ねています。どうかご理解ください。

written by Kyo_Yamada
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posted by HCA at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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